福島城跡から北へ直線距離で1キロくらいのところにある日吉(ひえ)神社は、十三湊が繁栄していた中世に、十三湊付近に数多くあった寺院の一つ、阿吽寺跡という伝承があります。
「近年の発掘調査で神社仏閣の礎石や十三湊の繁栄と同じくする室町期の遺物が出土しており、 安藤 (東) 氏が勧請したものと考えられている。 明治以前は、 山王大権現あるいは山王宮と称され、 明治四年神明宮に合祀。 明治十一年復社し、 日吉神社と改める。」(青森県神社庁のホームページより)
国道339号線沿いにたつ鳥居。ただし、そばに立つ案内板には「安東文化シンボル塔」と書いてあるので、本来の鳥居ではないようです。
日吉神社の参道と鳥居です。山王鳥居という様式。
社名標と杉の林。この杉はそんなに古い時代のものでなく、日露戦争後に植林したものらしいです。
発掘調査では杉林の下に伽藍が。
日吉神社の現在の社殿です。
本殿。
日吉神社の社殿からみる参道です。左側が旧社殿のあったところです。
この辺りに社殿がたっていたようです。
境内を奥に入ってみました。この林の中にも社殿跡があるようです。