青森市にある事代主(コトシロヌシ)神社に参拝してきました。
由緒書です。明治五年に善知鳥神社の末社である蛭子堂を、蜆貝町の産神として遷宮したと書いてあります。
拝殿です。
本殿です。
境内に恵比寿堂があります。蛭子神は恵比須神であり、事代主神は神話に登場するときに漁をしていたことから、海と関係の深い恵比須さまと同一視されています。
右側の船が係留されているのが堤川の護岸です。河口に近いところです。木が繁っているいるところが事代主神社の境内です。
ところで神話の世界の話しですが、
天照大御神ら高天原にいた神々が、タケミカヅチらを葦原中国に派遣し、葦原中国の支配者であるオオクニヌシに対して国譲りを迫ったという神話があります。
オオクニヌシは息子の意見によると言ったので、タケミカヅチが美保ヶ崎で漁をしていたコトシロヌシに問うとコトシロヌシは従うことにします。もう一人の息子、タケミナカタは争います。争いますが敗れ信濃の諏訪に逃れます。
三神は、それぞれ異なる神社に祀られています。コトシロヌシ(事代主神)を祀る神社が「事代主神社」。タケミナカタ(建御名方神)を祀る神社が「諏訪神社」。タケミカヅチ(建御雷之男神)を祀る神社が「鹿島神社」です。
神話ですので諸説ありますが、その一つです。