むつ市脇野沢にある愛宕山公園に立ち寄りました。
公園に入ると右手に鯛島が見えます。
山頂に向かう道です。
山頂には愛宕神社が鎮座しています。
下に脇野沢漁港が見えます。
愛宕山は日和山（ひよりやま＝船乗りが日和を見るために利用した山で港町に多い地名です）ともよばれ、南部藩の遠見番所と台場が置かれていました。
戊辰戦争の時に鍋島藩兵が脇野沢に上陸した事件がありました。
９月１０日、鍋島藩（佐賀藩）の中牟田倉之助が指揮する８２名の鍋島藩兵が秋田藩の軍艦陽春丸に乗り組んで野辺地を砲撃しました。野辺地の台場からの反撃が強かったために遁走しましましたが、鍋島藩兵は夜に入ってから対岸の脇野沢に上陸し、守備兵がいなかった日和山の番所から大砲２門などを分捕り、さらに村内の大店など四軒に押し入って、蔵を開けさせて刀剣、金銀、書画、その他のめぼしい品々を略奪していきました。（宇曽利百話（笹沢魯羊著）より要旨抜粋）
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