羽州街道を少しずつ歩いています。今日(2024年4月13日)は浪岡から大釈迦まで歩きました。まず弘前駅発9時51分発の電車に乗って浪岡駅に向かいます。
10時8分に浪岡駅に到着しました。Googleマップによれば浪岡駅から大釈迦駅までは、約5.8キロ、徒歩1時間17分の道のりです。
駅から青森市浪岡庁舎方面に歩いて青森銀行の角を左折すれば旧羽州街道ですが、少し弘前方面に戻って県道285号の中央タクシーさん付近から羽州街道歩きをスタートしました。
ここで左折して旧道に入ります。
左折してすぐに松が見えます。松の下に猿田彦と庚申塚があります。旧道らしいたたずまいです。
すぐ右折します。右折後最初の十字路にも猿田彦と庚申塚がありました。
このあと、駅前通りとの交差点を右折して、さらに青森銀行とローソンの角を左折します。
浪岡バス停を過ぎてみちのく銀行の角を右折すると江戸時代に本陣があった通りに入ります。
江戸時代にはこの通りに浪岡本陣がありました。
さらに進んで突き当りを左に曲がって、道なりに進んで浪岡川を渡ります。
浪岡橋を渡ると左に玄徳寺があります。玄徳寺は明治元年の箱館戦争のときに五稜郭から敗走してきた箱館府知事の清水谷公考が本陣を置いたところです。
清水谷公考は、明治元年4月12日、新政府から箱館裁判所(翌月箱館府と改称)の初代総督(翌月府知事と改称)に任命されて赴任しました。ところが、10月21日に榎本武揚率いる旧幕府軍が上陸して箱館に迫ったため、清水谷卿は防戦を諦めて箱館詰の諸藩の軍勢とともに青森に退却しました。各藩の藩兵は青森町周辺に分散して滞在し、清水谷卿は11月1日に浪岡村の玄徳寺に本陣をおきました。
玄徳寺を過ぎてまもなく県道285号に合流します。
このあと、青森南警察署前バス停、浪岡北口バス停、杉沢バス停と歩きます。
杉沢で左折して旧道に入ります。
県道に戻る手前に白山神社が鎮座しています。
県道に戻って高屋敷バス停を通過します。
神明宮がありました。
ここから西の方向、国道7号沿いに平安時代の環壕集落、高屋敷館遺跡があります。平成13年に国史跡に指定されました。
大杉中学校の跡地を通過します。公園と公民館になっています。
津軽道の高架をくぐります。陽射しの下を歩いてきたので、ここで少し休憩しました。
徳才子バス停を通過、読みは「とくさし」です。
大釈迦郵便局前の交差点です。県道285号は直進、右折すると江戸時代の旧道です。旧道は次回歩くことにして今日の羽州街道歩きはここまで。左折して大釈迦駅に向かいます。
踏切を渡って右折するとまもなく大釈迦駅です。
ちょうど12時に大釈迦駅に到着しました。およそ1時間50分歩いていたことになります。駅前のパン屋さんポムミエルさんで買ったベーグルをホームの待合室で食べながら電車を待ち、12時35分の電車に乗りました。弘前到着は12時59分でした。
昨日から弘前さくらまつりが始まっているので弘前駅は混雑していました。今日、弘前公園の外濠の桜が開花したそうです。
快晴で、最高気温21度。快適なウォーキング日和でした。
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