九艘泊漁港 むつ市

脇野沢までは何度か行ったことがあるのですが、その先にある九艘泊(くそうどまり)までは行ったことがありませんでした。今回、初めての訪問です。脇野沢から西に15分ほど進むと九艘泊の集落が見えてきました。

九艘泊

集落の入口にたつ琵琶石です。石碑に再立琵琶石と刻んであります。 再立は立て直すという意味です。

九艘泊に琵琶石の姿をした石がありましたが、明治の末に石材として積み出されてしまいました。この石には、義経一行が蝦夷地に渡るときに常陸坊海尊が琵琶をひいた、後醍醐天皇の皇孫良尹(よしただ)親王が琵琶をひいた、などの伝説が伝えられています。(参考:森勇男著「下北風土記」)

琵琶石

九艘泊漁港です。

九艘泊漁港
九艘泊漁港

漁港から先は一般車が入れません。この先に遊歩道が続き、展望台などがあるようです。

終点

脇野沢に戻る途中の海岸です。島は鯛島です。きれいな海でした。強い磯の香りがします、それも雑味がない新鮮な磯の香りです。

鯛島

江戸時代の紀行家菅江真澄は、脇野沢を訪れて九艘泊の地名の由来について記していますが九艘泊までは足をのばさなかったようです。

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