雪の道奥雪の出羽路をたどる

江戸時代の紀行家菅江真澄の「雪の道奥雪の出羽路」に出てくる通過地や滞在地をだどります。享和元年(1801)の旅です。

菅江真澄は、滞在していた津軽の深浦を出立して秋田を目指します。ここでは秋田県内の部分は省略して津軽を出るまでの道筋を紹介します。

文中の日付は旧暦です。なお、日記が始まる享和元年11月4日は新暦では12月9日にあたります。

以下、東洋文庫版菅江真澄遊覧記4「雪の道奥雪の出羽路」からの引用です。

11月4日

深浦を出立します。

陰の町、めくら坂、金神の坂、岩崎を経て、沙間で宿泊します。

11月5日

沙間を出立します。浜中、笹内川、久田、正道尻、森山、弓弦前(ゆづるまえ)川、松神村を経て、津梅(つばい)川の橋を渡り、大間越村で休息します。

関所を越え、境明神の祠を過ぎて出羽(秋田)に入ります。

再び津軽に戻ることはありませんでした。

外浜奇勝(三)ー雪の道奥雪の出羽路

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