細越神社 青森市細越

青森市細越栄山に鎮座する細越神社に参拝しました。

見事なジャンバラしめ縄がかかっています。

じゃんばら注連縄

参道です。

参道

拝殿です。

拝殿

細越神社の由来
慶長年間、この地域には、大橋村、枝村、中村、細越村、湊新田村、長沢村の六つの集落があった。往時、相次ぐ凶作や災害により、大橋村、長沢村の住人は困窮しやがて離散し、今は住家も住人もいない。
明治の頃、枝村に深山神社、湊新田村に三輪神社があり、それぞれ異なる慣習、祭事があり、それが互いの対立意識を煽り、すべての事に争いが絶えなかった。
事を憂いた若者達は、再三、両神社の合併に依る和平をはかった。
遂に、大正五年、地域のほぼ中央の一に大字名、細越を入れ、細越神社として、両神社の祭神の鎮座を仰ぐにいたった。(案内板より)

本殿です。

本殿

江戸時代の紀行家菅江真澄は細越神社の前身である生出観音に詣でています。菅江真澄が詣でた生出観音は、明治の神仏分離で三輪神社になり、大正時代に細越神社になりました。

菅江真澄 すみかの山より
「安田村を過ぎると、山路に花が多く見られる。道のかたわらに、大きな黒い石で、三尺か四尺ばかりの生出岩がたっており、それのおおいに堂をつくって、これを生出の観音ととなえ、西国の寺めぐりになぞらえて、国札をうつといって、この国の人々がもっぱら巡拝するところであるという。やがて細越という、花のたわわに咲いている山里があった」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政八年(一七九六年)七月六日の日記より引用

三輪神社、生出観音跡地の案内板がたっています。

生出観音の跡

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