青森市から津軽半島を北上し、外ヶ浜町蟹田で蟹田川に沿って左折して約15分くらい走れば「大山ふるさと資料館」の看板があります。この資料館に大平山元遺跡の出土品が展示されています。
大平山元(おおだいやまもと)遺跡は、もう少し前に進み、信号を右折してすぐの場所です。
この場所から、旧石器時代の終わりごろの特徴を持つ石器と、縄文時代草創期に属する土器片が出土しました。日本で一番古い土器片が見つかった場所として注目されています。
縄文遺跡はだいたい現地に行ってもなにもありません。発掘調査の後、保存のために埋め戻されています。
ここは建物跡が見つかっていないので復元建物が建つこともないと思います。その分、復元物に影響されることなく、遺跡と遺跡周辺を眺めながら、ここにいたであろう縄文人の生活を自分勝手に想像することができます。
なお、大平山元遺跡は3遺跡発見されていて、発見順にⅠ、Ⅱ、Ⅲと呼ばれています。Ⅰが縄文草創期遺跡です。ⅡとⅢは旧石器時代遺跡です。
このページの写真は大平山元Ⅰ遺跡で、Ⅱ遺跡は隣接する八幡宮境内にあります。
関連記事:外ヶ浜町大山ふるさと資料館
関連記事:八幡宮 外ヶ浜町大平
目次のページ>公園・名所旧跡・その他景勝地>このページ