作家太宰治が旧制弘前高等学校に在学中に下宿していた家が残っています。旧藤田家住宅です。場所は弘前市御幸町、旧偕行社のすぐ前です。
この場所にあったのではなく、近所から移築したそうです。
内部も見学できますが、なんとなく入りませんでした。
太宰の旧制高校時代は、義太夫を習い、青森市浜町の遊所に通い、後に最初の妻になる芸妓と深い仲になるなど、親(当主は兄)の金で羽目を外し始めた時期なので、あまり学問と縁がない学生生活ではなかったかと思っています。なので、「まなびの家」という名称がしっくりきません。もっとも、その後東大に入っているのでいくらかは勉強もしていたと思いますが、たいして勉強しなくてもよくできる天才肌の人だったのではないでしょうか。
ともあれ、歴史的建造物が可能な限り保存活用されることは大賛成なので、太宰ゆかりの建物が保存されたのはとても良かったと思っています。
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