下風呂温泉は青森県の風間浦村にある温泉地です。
ホテルや旅館が並んでいます。古くからの温泉街です。温泉としての記録は室町時代にさかのぼるそうです。
江戸時代の紀行家菅江真澄が大湯、新湯という二つの湯があることを記録しています。
菅江真澄 牧の冬枯より
「(略)大湯、新湯といって二つの温泉がある下風呂という里はずれの(略)」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政四年(一七九二年)十月十日の日記より引用
この大湯と新湯は共同浴場として営業していましたが、2020年11月30日に閉鎖されました。
代りに開業したのが「海峡の湯」です。食堂なども併設された日帰り温泉施設です。海峡の湯には、大湯1号泉 大湯2号泉 新湯の3つの源泉が引かれています。
海峡の湯のすぐ下は下風呂漁港です。津軽海峡に面しています。