十和田湖 休屋

弘前は北国だから涼しいだろう、いいなあ、と思っておられることでしょう。確かに、国内では比較的涼しいとは思います。でも、弘前も連日30度を超えています。33度まであがった日もあります。ということで、今回のドライブは、どっか涼しいところにしようと十和田湖に行ってきました。

弘前から黒石経由で約65キロメートル、2時間弱の行程です。

休屋に着きました。十和田湖で一番土産物店などが多い場所です。桟橋に遊覧船がいます。

貸しボートがならんでいます。

十和田湖は青森県と秋田県の県境、標高約400メートルに位置しています。十和田火山の活動は約20万年前に始まり、約1万5千年前の大噴火で直径11キロに及ぶ大カルデラ湖が生じました。さらに約6千年前に水蒸気爆発によって、カルデラの中に新しいカルデラを生じ、現在の形になったと言われています。

乙女の像へ向かう道は、ウッドデッキになっています。

十和田湖のシンボル、高村光太郎作「乙女の像」です。

菅江真澄 十曲湖(とわのうみ)より
「休屋といって、大勢の人が参詣にのぼる夏のころ、着の身着のままでごろ寝をしたり、あるいは物忌みにこもる建物がある。屋根は厚いわり板葺きで、壁の代りにやすの大木の皮をはり、部屋も広々とつくられたのが、三棟、四棟ばかり草のなかに並んでいた。細い流れを解除(はらい)川といい、ここで手を洗い、口をすすいで、身も清浄になった。五戸、七戸からの道がある。それぞれの道の入り口には、くろ木で作った鳥居が数もしれないほど立ち重なっている。手前の、杉が群がったところにある数々の鳥居からはいり、ならびたつ杉の下路を通ってゆくと、堂がある。青竜大権現という額がかかっている。この社の後に、六つの小さな祠があり、六柱の御神をまつっている。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記4 文化4年(1807)8月29日の日記より引用


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