川部駅 奥羽線 五能線

2024年03月24日

旧駅舎がなくなっていました。

2023年06月08日

川部駅の新しい駅舎が完成しました。令和5年5月27日から供用開始されています。

川部駅
ホームへの通路
簡易Suica改札機
待合室
待合室

旧駅舎は取り壊される予定です。

旧駅舎

2010年08月21日

川部(かわべ)駅は田舎館村にある奥羽線と五能線の駅です。かつては黒石線(平成10年廃止)の駅でもありました。

駅名標
ホーム
ホーム

五能線の列車は弘前駅を出発して川部駅から五能線に入ります。

五能線終点駅
ホーム待合室
ホーム待合室
ホーム待合室

ホームからみた駅舎です。

川部駅
川部駅

跨線橋を渡って駅舎に行きます。

跨線橋
出口
待合室
出札窓口

駅舎正面です。平成22年、三浦春馬さん、吉幾三さんらによる、JR東日本東北新幹線新青森開業のCM撮影が行われました。

川部駅

駅舎玄関に建物財産標が貼ってあります。明27年10月とあります。奥羽線の青森駅 ・ 弘前駅間が開業したのは明治27年(1894)でした。この駅は改築の記録がないそうなので、修繕・改装を繰り返しながらもほぼ開業時の原型を保っているものと思います。

財産標

跨線橋の形が特徴的です。跨線橋下部の端が斜めになっています。電化の際に高さ不足を解消するために吊り上げたなごりです。

跨線橋

中はこのように階段を追加しました。

跨線橋

跨線橋は古いレールを再利用した構造になっています。イギリスから輸入して敷設した開業時のレールも含まれているそうです。

駅前です。

川部駅前

川部駅関係年表

明治27年(1894)12月1日 国鉄奥羽線開通 川部駅開業
大正(1912)元年8月15日 国鉄黒石線開通
大正7年(1918)9月25日 陸奥鉄道が川部・五所川原間を開業
昭和2年(1927)6月1日 国鉄が陸奥鉄道を買収
昭和10年(1935)4月15日 黒石弘前間にガソリンカー導入、和徳・撫牛子・豊蒔・前田屋敷に無人停留所を設置
昭和11年(1936)7月30日 五能線全線開通
昭和59年(1984)11月1日 黒石線を弘南鉄道に譲渡
平成6年(1994) 奥羽線100周年記念行事開催
平成10年(1998)3月31日 黒石線が廃線
平成16年(2004)4月1日 川部駅が業務委託駅になる
平成22年(2010) 東北新幹線青森開業CM(三浦春馬、吉幾三)の撮影が行われた。
令和5年3月18日 業務委託を廃止し無人化

最盛期の川部駅

(田舎館村史から抜粋)
川部駅の正面に旅館が並んでいた。津北ホテルは三階建てだった。阿部旅館は一階が食堂、二階が客室、軒先で大きな穴のあいた煎餅を売っていた。工藤旅館には理容部があった。喜楽というあいまい宿もあった。駅前商店街には、そば屋、たばこ屋、餅屋、下駄屋、りんご屋、靴屋、むしろ屋、郵便局、産婆、運送屋などが軒を並べていた。

(続あおもり鉄道物語 朝日新聞青森支局編 北の街社刊から抜粋)
川部駅は、昭和30年代から40年代にかけて、貨物の中継駅として栄えた。五所川原や黒石方面からりんごや米を積んだ貨車が入ってきて、それを行先別に編成して東京や大阪方面に送り出す。駅員は90人を超え、引き込み線を合わせて16本の線路に毎晩150両くらいの貨車が翌朝に備えて待機していた。昭和40年代に入ってから輸送の主力はトラックになり、昭和50年代初めには駅員の数が最盛期の半分になっていた。昭和61年に貨物取り扱いを廃止した。


奥羽線 撫牛子駅 – 川部駅 – 北常盤駅

五能線 藤崎駅 – 川部駅

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