ホットパーク加賀助足湯に行ってきました。大鰐温泉駅からだと、大円寺通りを大圓寺の前で右折して中の橋を渡ります。きれいな朱塗りの橋です。
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中の橋は平川にかかる橋の一つです。
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橋を渡ると東屋のような建物があります。足湯です。
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この場所はかつて「加賀助旅館」があったところです。加賀助旅館は明治の紀行家大町桂月が逗留した温泉宿でした。大町桂月の記念碑がたっています。
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大鰐御仮屋
青森県立郷土館が発行した「青森県歴史の道調査報告書」という本に、弘前藩の御仮屋は「加賀助旅館の向かい側、植田商店付近く」にあったと書いてあります。この加賀助旅館跡の少し先に「ウエダ調剤薬局」がありますが、これが報告書にある「植田商店」でしょう。ということは、案内標識などは見当たりませんが、この足湯の辺りが弘前藩の御仮屋跡だと思われます。
大町桂月文学碑の隣に設置されている「大鰐町と大町桂月・加賀助旅館」という石碑に次のようにあります。
「(略)当家は、代々津軽藩の御仮屋守として、多方面に温泉を管理発展させてきた功労の家柄であり、当時大鰐温泉を代表する老舗旅館であったが、昭和五十九年に惜しまれて廃業(略)」
つまり、加賀助旅館の主人は代々世襲で御仮屋守(御仮屋の管理人)を務めていた。その後、明治維新があり、藩の御仮屋が廃されたときに、御仮屋の施設を活用して旅館業を始めたのではないでしょうか。
なお、すぐ近く、月見橋の方に歩くと「やぎはし餅菓子店」があります。串団子が美味しいお店です。