七福神のことを書きます。
福をもたらすと言われている7人(?)の神様です。
各地に七福神巡りがありますが、津軽にもあります。数年前にわたしも巡ってみました。
その七福神の説話を以前読んだことがあるのですが、本の名前を忘れてしまったので、思い出しながら要約してみます。
ある貧乏な人が恵比寿様にお詣りして、なんとか貧乏から脱出させて下さいとお願いします。
恵比寿様はその願いを聞いてやることにして、その人の家にやってきます。
恵比寿様はその人に、自分はお前に福をあげるわけではない。お前の家にいる貧乏神を取り除いて、福が入りやすいようにしてやるだけだ。福を手に入れるかどうかはお前の努力次第だ。と言います。
その人が納得したところで、恵比寿様は貧乏神を退治しようとしますが、あまりにも数が多くてもてあましてしまいます。
そこで、いったん退却して仲間を呼んできます。助っ人が6人きて、あわせて七福神がそろって、力をあわせて貧乏神を退治してくれます。
ということで、七福神が乗った宝船の絵をみると、お宝を運んでくるようなイメージがありますが、元の話し(の一つ)では、寝ている間にお宝を運び入れてくれるのではなく、じゃまする貧乏神を排除してやるから、自分で稼げよ、というものでした。