香取神社は、江戸時代には毘沙門堂でした。青森総鎮守であったそうです。私が青森市に住んでいたころ、国道4号裁判所向かいの裏手にありました。
廣田神社に参拝したときに、ふと思い出して行ってみました。駐車場になっています。
コンクリート製の玉垣が一部残っていました。
神社跡をしめすのはこれだけでした。
香取神社の前身である毘沙門堂は、青森市横内の横内城にあったのを、青森町を拓くにあたって、青森に遷したのだそうです。
明治4年、神仏分離の政策で、仏教である毘沙門堂は廃止になり、香取神社として再スタートしたのですが、その時に、青森総鎮守の地位は善知鳥神社に移ってしまいました。
そして、いろいろあって平成3年10月に横内城址(現常福院)に近い、青森市大矢沢に遷宮したのです。平成になってからの遷宮、珍しいことです。