仏ヶ浦 佐井村

仏ヶ浦(ほとけがうら)に行ってきました。

青森市からだと佐井村の中心部まで車で約4時間(道路事情等によって異なります)、さらに40分~60分くらい走ると駐車場につきます。

駐車場から遊歩道があります。海岸まで約20分かかります。帰りは人にもよりますが行きの倍の時間がかかります。

途中、ベンチ等が設置されています。

階段の遊歩道が続きます。降りてしまえば登らないと帰れないので、自信がない人は下りる前によく考える必要があります。

地蔵堂までくれば海岸です。

江戸時代、漁師が網を引き揚げたら中に石仏が入っていたのでここに祀ったとされています。

さて仏ヶ浦です。地蔵堂の前から左の方向です。

岩と岩の間を進んでみます。

江戸時代の紀行家、菅江真澄も訪れています。

菅江真澄 奥の浦うらより
「仏がうだ という磯辺の石群は、竹の子がならび生えたようなさまで、あたかも大工がけずり出したかのように、これらの岩が仏に似ていた。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政五年(一七九三年)四月一日の日記より引用

菅江真澄は「仏がうだ」と書いています。手元にある「下北半嶋史 笹澤魯羊著 昭和27年9月20日発行」には「佛ヶ宇田保勝会」という団体が広告を出しています。数年後「宇曽利百話 笹澤魯羊著 昭和32年8月増補再版」では「保勝会」自体は広告をだしておらず、佐井村役場がのせた広告のなかに「仏ヶ浦保勝会」の名称がみえます。昭和27年から32年の間に「佛ヶ宇田」から「仏ヶ浦」への名称変更があったようです。江戸時代から戦後まもなくまでは「ほとけがうだ」と発音して漢字も発音通りに「宇田」としていたものを、昭和30年前後に「浦」という字をあてて「ほとけがうら」に変えたということになります。何があったのでしょうか。

地蔵堂の前方に観光船が発着する桟橋があります。

桟橋からの景色です。

遊歩道が続いています。

岩それぞれに、仏教にちなんだ名前が付けられているそうです。

仏ヶ浦は南北約2キロの海岸です。


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