国道4号線の七戸町天間舘付近の中野三叉路です。南側からの写真です。まっすぐの道が国道4号線、右へ折れる道が県道173号です。
この三叉路の右角に大きな木が見えます。イチョウの木です。
階段を上ったところに案内板があります。案内板には、寛政12年(1800)の「大日本国東山道陸奥州駅路図」に、このイチョウが描かれ、嘉永2年(1849)の松浦武四郎「鹿角日記」にも、往来する旅人の目印とされていたとあります。
太い幹です。
中野三叉路の角には追分石もあります。
寛政9年(1797)の庚申塚です。「右ハ野辺地本道」、「左ハ同近道」と刻んであります。
奥州街道の本道は右折していたのです。本道を行くと天間館の一里塚があります。近道を行くと千曳神社を通ります。
本道は松前藩主の参勤や幕府巡検使が使用した道です。近道の方が歩きやすいので一般の旅人は近道を利用していたようです。
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