むつ市大畑の八幡宮に参拝してきました。
江戸時代、大畑湊に出入りする船はこの八幡宮で海上安全祈願をする習わしだったといいます。
大畑町誌によれば、八幡林山に鎮座していたが、慶安元年(1684)に現在の南町に遷座、明治6年6月に郷社に指定されたとのことです。(町誌152p)
次のような言い伝えが町誌に掲載されています。
「大畑の長川仲右衛門は(略)或る年江戸登りの海上にて浸水したので、長川は船の安全を伊勢の大神宮を始め、郷里大畑の八幡宮並に春日明神に祈願をして水主一統は懸命に浸水を汲み出したが、不思議にもその間に浸水は止まり、近くの港に入って調べた処、船底の疵所に五寸大の鮑がぴったりと吸え付いて居た。」(同210〜211p)
長川氏の船を救ったアワビの貝殻は八幡宮に社宝として伝わっているそうです。
ブラタモリでタモリさんがこの大畑八幡宮を訪れました。社殿が総青森ヒバ造りということや、神前に供える玉串に青森ヒバを使っていると紹介されていました。2022年9月24日(土)の放送でした。
大畑八幡宮の例大祭は「大畑祭り」と呼ばれているお祭りです。毎年9月14日から16日の3日間開催されます。