大鰐に立ち寄ったときはこの大湯会館のお湯に入ることが多いです。駅からだと大圓寺の前を過ぎて不二やホテルの手前にあります。玄関前の案内板には「公衆浴場霊湯大湯」と書いてあります。
リニューアルする前は丸い湯船が一つだったのですが、今は普通の浴槽が2つ並んでいます。
![](https://kachiboshi.com/wp-content/uploads/2023/04/32c7041a-4264-40fa-8c2d-03a054c4b24e-0.jpg)
![](https://kachiboshi.com/wp-content/uploads/2023/04/81b78780-6c96-4ab1-ab1f-a11f530ae0a5-0.jpg)
大鰐の温泉は総じて熱いと思います。熱いお湯は嫌いではないのですが、汗をかくので電車に乗って帰る身としては少々きついので、ここの温い方の浴槽がちょうどよい加減です。
![](https://kachiboshi.com/wp-content/uploads/2023/04/1764e400-0160-4ff5-927d-da5293e3c32e-0.jpg)
大鰐温泉は、かつてはたくさんの共同浴場があってどこに入るか迷うほどだったのですが、今はだいぶ少くなってしまいました。
江戸時代の紀行家菅江真澄が大鰐の湯について書き残しています。源泉が七つあったようです。その一つがこの大湯です。
菅江真澄 すみかの山より
「大鰐の湯の川原といういで湯のもとにきた。湯は、大湯、山岸の湯、冷の湯、真冷の湯、おがりやの湯、加賀助の湯、川原の湯といって七つのゆげた(湯つぼ)がある。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政八年(一七九六年)五月十七日の日記より引用