旧奥州街道の一里塚を見に鳴子館坂を歩いてきました。野辺地駅前から国道279号に出て、鳴沢橋を渡ってすぐのマエダストアの角を右折すれば県道246号です。これを水喰(みずはみ)方面に歩きます。
まもなく案内板があるのでここから右に入っていきます。写真は通り過ぎたところから撮ったのでこの写真では左側に入ることになります。
少し進むと二つのコンクリート橋があります。
この辺りの山道が鳴子館坂のようです。
坂をのぼりきると東屋が建っているところがあり、坊の塚遺跡(鳴子館)と書かれた標柱がたっています。この辺りは縄文早期から晩期にかけての遺物が多数発見されいて、弥生時代の土器、平安時代の集落跡、中世の山城跡も見つかっています。地名の鳴子館も館跡を連想させます。
木々の間から陸奥湾がみえます。奥州街道を北上してきた旅人はここで初めて海をみることができました。
さらに進んでいきます。このような道を歩くときはクマよけにラジオを大音量で鳴らしながら歩くようにしています。
一里塚がみえてきした。
二つの塚がきちんと残っています。案内板の表題は「一里塚」ですが、案内文には「坊ノ塚一里塚」と書かれています。坊ノ塚というのはこの一帯の地名です。
二つの塚の間が旧奥州街道です。
街道跡ははっきりわかるのですが、やぶに覆われていたので先に進むのはあきらめました。
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