箭根森八幡宮 佐井村

佐井村に行ってきました。

箭根森八幡宮に参拝。

箭根森は「やのねもり」と読みます。境内から縄文時代の矢じりが出土していて、この矢じりのことを箭根石というそうです。

参道から振り返って海の方向です。

境内。

寛政四年、菅江真澄も詣でています。

菅江真澄 牧の冬枯より
「(松前から)奥戸という浦に着いて、今夜は小谷という磯辺の家に泊まった。八日 近所に矢根杜(やのねもり)の神社といって、八幡の神が鎮座ましますのに詣でようと、朝早く磯をつたい、山かげを行ったが、多くの馬が群れ歩いているのは、牧場が近くにあるのであろうか。(中略)原田というところを経て佐井にきた。こちらを小佐井といい、港のある方を大佐井という。渚に小島があり、おごそかな神社のみえるのは、弁財天がまつられているのである。慈眼山清水寺という優婆塞(山伏)の寺があった。そこの主を自性院という。八幡の神社にもその優婆塞が奉仕している。川ひとつ渡って矢根杜にのぼった。その神垣の内外や、あるいは近い家の庭、磯辺などに石弩(せきど=矢の根石)がでるので、この杜を やのねもり というのである。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政四年(一七九二年)十月七日・八日の日記より引用

近くの観光施設アルサス2階の「佐井村海峡ミュウジアム」に展示されている祭礼の山車です。確かな記録としては元禄九年とのことですが、それ以前から祭礼が始まっていただろうと推定されていて、とても古い歴史を持つ神社です。

山車

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