斧懸神社(おのがけじんじゃ)という珍しい名前の神社に参拝してきました。青森でも指折りの古い歴史がある神社です。
県道44号沿いにある鳥居です。
落ち葉を踏みしめながら進みます。
見えてきました。
さらに上ります。
ようやく拝殿にたどり着きました。
下を見ると、集落のある方に向かって長い階段があります。さっきの参道は脇道で、本参道はこっちのようです。
この神社の名の由来である「斧かけの松」です。
菅江真澄 すみかの山より
「砥山という村があり、斧掛明神という神社があった。その由来をたずねると、斧かけの松というのが御社のかたわらにたっていた。むかし、木こりが宮木をきろうというとき、まず斧にみてぐらをとりそえて、これにかけ奉ったという。ここにある研磨石は、青砥山にある細かい砥石にもまさるよいといしであるが、神のおられるところであるから、祟りがあるのをおそれて掘り取らず、質のよくない砥石を砥崎の境から掘り使用するのだと、村長がいった。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政八年(一七九六年)四月二十日の日記より引用
松の近くにあずまやがあり、
境内から市内が一望できます。
戸山は、昔は「砥山」と書いて、砥石がとれる山だったとか。