外ヶ浜町の蟹田にある観瀾山公園に行ってきました。
ここは、作家、太宰治ゆかりの地です。
昭和19年5月14日、太宰が地元の友人たちと花見をした公園です。
「蟹とシャコが大きい竹の籠に一ぱい。それから。ビール。私はいやしく見られない程度に、シャコの皮をむき、蟹の足をしゃぶり、重箱のお料理にも箸をつけた。」太宰の作品、「津軽」の一節です。
この看板が目印です。国道280号を北上、蟹田川をわたり、フェリー埠頭のあたりです。

もう一つ。こっちが目立ちますね。

この鳥居をくぐって階段を上っていきます。


階段の途中からみる蟹田の町です。

なかほどに中師稲荷神社の社殿があります。

もう少し上っていきます。



のぼりきると、右手に大きな岩がみえます。

太宰治の文学碑です。

碑文です。「かれは人を喜ばせるのが何よりも好きであった!」太宰の作品「正義と微笑」から。佐藤春夫書です。

下に蟹田港がみえます。下に見える塔は展望タワー、フェリーの待合所、物産販売所があるトップマストです。

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展望台もあります。

この先、遊歩道が続いています。




観瀾山は太宰治で広く知られるようになりましたが、観瀾山と命名したのは1923年(大正12年)にこの地を訪れた久邇宮邦久王でした。命名後に公園として整備が進みました。「瀾」は横に波頭がつらなる様子を意味するそうです。
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