青森県の陸奥湾にある夏泊半島、先端にある大島へ行ってきました。
大島が見えてきました。

駐車場に車を停めて大島へ歩いていきます。駐車場から大島へ向かう道の両側はお店がならんでいます。ホタテの串焼きや焼きイカなどを売っていて、食事もできます。

昭和40年ころには、船底をガラス張りにした海底観光船「大島丸」が人気を博していました。

お店の通りを抜けるとこんな風景が広がります。

岬の先端に鳥居。右側は大町桂月の歌碑です。

この鳥居の説明を平内町史から引用します。
「夏泊崎の芝生に、古びた鳥居が建っている。これは何神社の鳥居かとだれしも思うであろうが、実は昔からの信仰として、大島の方からお出ましになる神様をお迎えするための、神様の通路としての鳥居である由。」
橋を渡ります。車は通れません。歩道橋です。

上陸。

さて、登山開始です。

最初が階段です。これがきつい。

登りきると、こうした山道が続きます。この辺りは歩きやすいです。


だんだん、道が狭くなってきます。この先は、背丈ほどの草をかき分けながら前進。



急に視界が開けて、灯台が見えました。

草の間に道が続いています。この中に入ると周りがまったく見えません。

最後の坂を一気に登り。

草に囲まれた灯台に到着しました。

陸奥大島灯台にタッチ。

灯台の少し先に鳥居の先端が見えるのですが、あまりの藪に断念。

ここに鎮座する弁天宮について、平内町史に記載があるので引用します。
「享保四年(一七一九)大間喜兵衛、大間久三郎たちが島に弁天宮を建立した記録を残しており、島の北端に今尚、弁財天の堂宇が粗末ながら漁民たちによって守られている。」注、建立年については同じ平内町史の東田沢の項に正保四年(一六四七)という記載がある。
同じ道をたどって戻ります。

最初の階段に戻りました。

橋まで戻ってきました。上陸からこの場所に戻って来るまで約1時間でした。


若い頃にも灯台まで歩いたことがあります。あのときの季節はいつだったか忘れましたが、あんなに草は茂っていなかったように記憶しています。今回は天気がよいこともありますが、草をかき分けての前進は思った以上に大変で、汗びっしょりになってしまいました。
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