津軽山唄之碑 青森市浪岡

青森市浪岡の源常林にある大銀杏の前に「津軽山唄之碑」の碑が建っています。浪岡町観光協会が建立。

津軽山唄之碑

エァ エデァ
行丘 行丘 ヤェ
源如林の
銀杏の木はヤェ
枝は行丘
葉は黒石ヤェ
花は門外の
城に咲くヤェ
実はお城の
御典役ヤーェ

津軽山唄は津軽民謡。もと、木こりの仕事歌だそうです。

江戸時代の紀行家菅江真澄が秋田の太良山(山本郡藤里町)で採録した唄に「平名代の花咲松は、もとは本庄、葉は能代、花は久保田の城とさく」(菅江真澄遊覧記4ー平凡社東洋文庫「しげき山本」p47より引用)というのがあります。同じ流れをくむものと思われます。太良山は太良鉱山があったところです。太良(だいら)を平と書くこともありました。

また、秋田の八森で、滝の明王堂に向かう途中、鋤をかついだ女が「八森のもやのとんけの八重桜、枝ははちもり葉は能代、花は久保田の城と咲く」とうたっているのを聞いています。(菅江真澄遊覧記4ー平凡社東洋文庫「おがらの道」p175より引用)


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