鬼神社は鬼沢地区にある神社です。弘前市から鰺ヶ沢町に向かう県道沿いにある集落です。
追分石がありました。左鰺ヶ沢 右鬼神宮。
大鳥居。
次の鳥居には俵型の注連縄が。
拝殿です。
拝殿の社額です。大きな鎌などが奉納されていいます。
本殿です。
魚。
一対です。
境内の様子。
境内社の春日神社です。
鬼沢地区には、鬼が水路を作ってくれたので、感謝して鬼を祀ったという伝承があるそうです。
江戸時代の紀行家、菅江真澄がここを訪れています。
菅江真澄 津軽の奥より
「鬼沢村の鬼神の祠があり、そこに五尺あまりの鍬がある。これは、ここに田をつくろうとして水乞いの祈りをしたとき、一夜のうちに山の水が逆に流れでて、山田にもせきができてはいった。そのひいたあまりの流れは赤倉に落ちてゆき、行方はどことも知れなかったという。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政八年(一七九六年)三月一日の日記より引用
神社前の案内板に書いてあった由緒によると、祀られているのは、高照姫神 伊奘那岐大神 大山祇神の三柱です。由緒では鬼についてはふれていません。
旧暦の元旦に注連縄を奉納する裸参りが、鬼沢地区の伝統行事として毎年地元局で放映されます。