金木町は太宰治の生まれた町です。こちらの八幡宮は、生家である斜陽館の斜め向かいにあります。
こちらの鳥居は、斜陽館側の鳥居です。

下の写真が拝殿に向かう正面の鳥居です。

狛犬が手拭でほっかむりしています。北津軽方面に多いスタイルです。

八幡様のお使い、鳩も手拭を。

馬も。

拝殿です。扉をあけると、おみくじが置いてあります。今の社殿は明治41年に再建されたものです。

社額です。金木八幡宮は、金木組二十四ヶ村の総鎮守でした。

本殿です。大永年間(1521~1527)に当時の浪岡城主北畠具永(きたばたけともなが)が勧請したと伝えられています。

境内社の天満宮です。

1796年、菅江真澄も参拝しています。
菅江真澄 外浜奇勝より
「金木の里にでて、ここにうつしまつっている八幡宮は由緒ある神社と聞いたので、幣を奉ると、大蔵の松という木が拝殿の軒をおおってたっていた。その由来をたずねると、むかし、この国の守とかの御兄弟で大蔵と申された方が、みずから植えられたものだ、とこたえた。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記2 寛政八年(一七九六年)六月十八日の日記より引用
大蔵は津軽三代藩主信義の子。1655年頃に植えられたその松は明治のころ焼失してしまったそうです。