青森県深浦町、国道101号、JR北金ヶ沢駅の近くに、「関の杉・古碑群」という看板があります。
関の杉は、別名「亀杉」といいます。
「形が水甕を伏せたように見えるので「甕杉」の名があるが、宝暦年間(1751~1763)に作成された「関島両村図式」に甕杉の記事が載っており、享和2年(1802)の古碑調書にもある。今は「亀杉」の名で呼ばれている。」
青森県庁ウェブサイト|文化財保護関の杉|関の杉より引用
菅江真澄 津軽のをち山より
「かめ杉、阿弥陀杉といって、名高い杉があると聞いたので、馬から下りてしばらくつながせておき、草をわけて見にいった(中略)かめ杉は山ぎわの小高いところにあり、その木のほとりに、貞和三年(一三四七)と貞治六年(一三六七)の刻字のある石碑がたっていた。中むかしのころ、領地の境に据えた、その関守らの古い塚であったろうか。」
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記3 寛政九年(一七九七年)五月七日の日記より引用
古碑群です。この近辺にあったものを集めたものだそうです。南北朝時代の古いものだとか。
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