津軽は温泉の多い所です。江戸時代の紀行家菅江真澄が浅虫温泉で村長に尋ねています。
菅江真澄 外が浜づたひより
「ここでは湯けたの数はどれほどあろうか」と言うと、「湯ぶねのここほど多いところはない。とりわけこの津軽というところは温泉の数がたいそう多い。」と答えた。どこと何処にと尋ねると、「ご存知のように、関の湯の沢、碇が関の湯、大鰐、蔵館、岳、湯谷(湯段)、切明(平賀)、酸か湯、下湯(青森)、温湯、板留、要目(黒石)、沖浦(黒石)、二升内、大河原、田代、根子(平舘)、猿(深浦)、笹内(岩崎)、追良瀬山(深浦)、そしてこの淺虫です。またわかし湯という冷泉が方々にあります。川水が流れこんでいるので、それを汲んでわかしているのです。そのところは、今別の近くの湯の沢、金木の川倉、尾別内の湯(中里)、浪岡のほとりにある本郷の湯、戸門の湯などです。」と語った。
東洋文庫版 菅江真澄遊覧記2 天明八年(一七八八年)七月六日の日記より引用
青森市の温泉
浅虫温泉のたまご湯 浅虫温泉
松の湯 浅虫温泉
たらポッキ温泉 鶴ヶ坂
浪岡駅前温泉 浪岡
花岡荘 浪岡
健康温泉ポパイ 浪岡
平川市の温泉
あいのり温泉 碇ヶ関
碇ヶ関温泉会館 碇ヶ関
関の庄温泉 碇ヶ関
古懸コミュニティ温泉 古懸
弘前市の温泉
つがる市の温泉
その他の温泉
不老ふ死温泉 深浦町
ウェスパ椿山鍋石温泉 深浦町
福野田温泉 板柳町
落合温泉 黒石市
喜龍温泉玉ノ湯 藤崎町
金太郎温泉 五所川原市
白神の湯 西目屋村
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つるまい温泉 鶴田町
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湯らぱーく 中泊町
蔦温泉 十和田市
東八甲田温泉 七戸町
平川温泉 田舎館村
湯ノ沢温泉 外ヶ浜町
大湯会館 大鰐町
鰐の湯 大鰐町
ホットパーク加賀助足湯 大鰐町
ろっかぽっか 六ヶ所村
東北温泉 東北町
湯野川温泉 むつ市
下風呂温泉 風間浦村
ここに上げた温泉はこれまで行ったうちの一部です。以前、せっかく温泉地帯に住んでいるのだからと、車で1時間以内の温泉を全部回ってみようと思いたったことがあって、数年かけてほとんど回りました。また、どこかに出かけた先で温泉があれば、少しの時間でも湯につかるようにしていました。なので、これまで入ったお湯は100を大きく超すだろうと思います。ただし、振り返ってみると温泉の写真は多くありません。観光地でもなんでもないところでカメラを構えるのに気が引けたからです。すばらしい浴槽があって人がいないときに許可を得て内部を撮ったこともありますが、極まれなことでした。
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