昭和24年(1949)7月に弘前電気鉄道が設立され、昭和27年(1952)に大鰐・中央弘前間が開業しました。その後、昭和45年(1970)10月に、弘前電気鉄道が経営権を弘南鉄道に譲渡し、大鰐・中央弘前間は弘南鉄道大鰐線になりました。
大鰐駅 大鰐町
宿川原駅 大鰐町
鯖石駅 大鰐町
石川プール前駅 弘前市
石川駅 弘前市
義塾高校前駅 弘前市
津軽大沢駅 弘前市
松木平駅 弘前市
小栗山駅 弘前市
千年駅 弘前市
聖愛中高前駅 弘前市
弘前学院大前駅 弘前市
弘高下駅 弘前市
中央弘前駅 弘前市
この路線は、当初、大鰐から弘前を経て板柳に至る全長29.3キロの路線として計画されました。残念ながら資金不足等により、昭和40年(1965)4月に延伸を断念し、路線は部分開業のまま固定してしまいました。
なお、弘前電気鉄道は、この路線とは別に、中央弘前駅を起点に清水村、相馬村、東目屋村を経て西目屋村田代に至る目屋線を計画しましたが実現できませんでした。
参考資料
大鰐町誌 大鰐郷土史研究会発行 昭和四十年九月発行
(174pー175p)
弘前電気鉄道大鰐運転室(駅でなく室と称す)
沿革大要
会社創業の経過概要と開通
弘前電気鉄道株式会社は、昭和二十三年五月七日付をもって、(陸業第四〇〇五号免許青森県南津軽郡大鰐町より弘前市を経由、北津軽郡板柳町に至る路線三五、八粁)地方鉄道敷設免許を受け、第一期工事として、大鰐・弘前間一三、九粁を建設のため、資本金一、〇〇〇万円、弘前電気鉄道株式会社の商号をもって、昭和二四年(一九四九年)七月二五日設立、同二五年五月四日付をもって、大鰐・弘前間の工事認可(鉄監第八九五号)を受けて路線の敷設に着手、同二七年一月建設を完了、同月二六日運転営業を開始した。
取締役社長安田昌蔵
役員、社長、専務外五名
資本金 六五、〇〇〇千円
駅数 六駅、五停留場
車輌数 電気客車五輌、制御客車三輌、有蓋貨車五輌、無蓋貨車四輌
軌間 一、〇六七米
電力 直流一、五〇〇ボルト
従業員 一〇九名
(以下略)